火拳を引き摺る白ひげ娘とサボのはなし。


※完結は間違いなくしません。書きたいところだけ書くやつ。
以下、以前ブログで補足してた設定とか。
白ひげの実の娘。(多分)お母さんが病気で死んで迎えに来てくれたのがパパだった、と言う話。
白ひげクルーである以上は、血が繋がってようが繋がってなかろうが唯一の娘である事にプライドを持って生きてる。覇王色持ちの覇気使い。
ほかの覇気はもちろん白ひげクルーに徹底的に叩き込まれてる。
10歳にも満たない頃からモビーで育ったので、娘は白ひげ海賊団と言う世界しか知らない。根本は弱肉強食。ナースにあれこれ言われたりもしていたみたいだが、どっちかと言うとクルーも女として扱わない事から、男女の意識に欠けている。それに気付くのはルフィ達と旅を始めてから。

小さいときにパパのタトゥーを入れているクルーに憧れ、墨をいれるも成長するにつれて皮膚が伸びてマークがううん…って感じになっていたのでいつでもどこでも袖のあるものを羽織ってる。後に墨は背中に大々的に入れた。
上着をいつも着ている事をエースに指摘された際に、新しく入れなおせばいいと言われて何を入れるか模索し、二番隊に配属された事で新しい誇りとしてスペードマークを彫った。
出来上がるまで見せないと言っていたが、マリンフォードで背中の「誇り」とエースを助ける「意地」を見せる為に羽織っていた長袖を脱ぐ事に。
途中とは言え明らかにスペード海賊団っぽい墨なんだけど、はたしてそれがエースに伝わっていたのか、居なかったのかは不明。

2年前にエースが来た時は一番拒絶してたけど一番エースの事をわかってくれてた。
その理由としてママが死んで途方も無かった時にパパが来てくれたけど、パパのせいでママがいつも村の人から疎外されていたのを知ってたから。白ひげ領として島を守ってもらっているけれど、いわば腫物扱いだった。ママに何かあったら白ひげの逆鱗に触れるかもしれないから。
迎えに来ても最初はパパの事が嫌いだった。死ぬ前に来られなかったのかっていう気持ちも含めてとにかくパパのせいでママが死んだと幼いながらに思ってたから。
だからエースがルージュを誇りに思う反面、ロジャーをとても憎んでいる事がわからなくもない。自分は此処でパパがどうしていたか兄弟達からも聞いて誤解が解けたものの、エースは誰も教えてくれなかった。その違い。
ってのをきっかけにエースとはいい兄妹関係になりつつも本当に兄妹なのかはちょっともやもやなところ。ただしお互いに恋愛経験値が乏しいのでよくわかっていない。特に娘。

パパもパパでそれまで娘は所属無し(白ひげ直属扱い)だったのに、エースが二番隊隊長に選ばれた事をきっかけに二番隊に属させる。
クルーはエースと娘が仲良いというか、娘をきっかけにエースに変化が生じているのは明らかだったので、異動に反論が出る訳もなく、むしろ末っ子達の行く末を見守る感じに。

そんな時にティーチが白ひげ海賊団最大の禁忌を犯す。
追いかけるエースについていくと決めてついていくもアラバスタでルフィ達と遭遇。
遭遇ついでにティーチとあまり接触させたくなかったエースはルフィに娘を預ける。ルフィにビブルカードを渡したのを見て「私も貰った事ないのに!」とちょっと嫉妬。でも噂のルフィを目の前に言える訳も無く、「終わったら伝えたい事があるから」と言われてしぶしぶ引き下がる。いくら強いとは言え白ひげの血縁者である娘をモビーから引き離して危険な旅をさせるのも嫌だったのもあるけど、この時既にエースの中では妹では無かったのかもしれない。

そこからヒロインちゃんはルフィちんたちと原作の冒険をする。
この辺りはなんとなーくしか考えてないけど、白ひげの娘としてそれなりに狙われもしてきただろうし、そこまで目立つようなアホでは無いので、大立ち回りはあまり参加してなさそう。
CP9辺りでは自分ひとり捕まれば麦わらの一味への興味が削がれるんじゃないか、と裏で画策するタイプ。

一応預けられたものの、世間知らずばっかりなので身バレはしてない様子。 そもそも本当にお世話になっていいのか、と再度聞いたら「兄弟の家族は兄弟だろ?お前、俺のねーちゃんだな!」的な事を言ってのけた大物に、「血が繋がってなくても兄弟なんだなー」と兄を重ねた。他の一味はルフィが良いならと言う形。
W7の終盤、ガープが出てきた時にさらっと白ひげの娘が何で此処に?て聞かれてロビンあたりは薄々気づいているのでは、と。
確実な身バレはシャボンディ諸島。レイリーとの邂逅にて。「お前そんな凄い奴だったのかー!?」ぐらいの反応。
偶然エースの処刑を知って動揺するも、エースにはエースの冒険があると言いきっていたルフィには気付かれないようにしようとしてた。

その後、くまに飛ばされたところが白ひげ海賊団の甲板。
色々あってエースと離れていた事を説明し、自分もマリンフォードに乗り込む。

戦争後、唯一の肉親と目の前で大切な人が死んでしまった現実に立ち直れない日々が続く。
自分だけが立ち止まっていて、目の前には気付けばこんな豪華な墓石が立っている。墓の前で一日を過ごすだけの毎日。
そんな矢先、ルフィの3D2Yの件を読み、二年後にシャボンディ諸島でもう一度会う決意を灯す。
まずはシャンクスにお礼を、そしてロー、ハンコックに。
特にローにはルーキー同士で殺す事も出来た筈なのに助けてくれたのをとても感慨深く思っている。なんで其処まで麦わら屋に拘った?と言う質問に対して「家族の兄弟だから、私の家族でもある」と答えた。が、これをきっかけにローから気に入られてしまい、PH以降若干めんどくさい事に。

そして二年後。
目指すところは魚人島、自分の父の元領。麦わらの一味と再会するにはうってつけだと思い、魚人島までは同行しようと考える。
魚人島の英雄・白ひげの娘と、島を滅ぼすと言われた麦わらの一味だったがなんとか一件落着。
小さい頃に連れて来られた際に出会ったしらほしが随分と大きくなっててびっくりもしたサプライズもあったが、此処でお別れ…のつもりがまさかの連行。

…いつになったら島に戻れるのか。
家族たちにはちょっと新世界まで見送ってくると言った手前、ちょっとがちょっとである事を祈りたい娘の旅は続く。


 記憶喪失発覚前作品の為捏造有
 ドレスローザ終盤
 全てが終わったあとのはなし
 長男と長男の火拳について
 ネコマムシの旦那と家族探し


小ネタ