「だびんちちゃん……」 「落ち着いたかい?」 「……うん」 「だびんちちゃん、私よりおっぱいがおっきい」 「ハハハ!まあ!黄金比だからね、私!」 「美人で胸もおっきくて性格……はちょっと拗れてるけど頼れるお姉さんだし、まじで引くてあまたすぎる〜〜」 「とか言いながらセクハラだよ?ちゃん」 「おっぱいに顔埋めるの、男のロマンって言われるのわかるわ……」 「は〜〜〜、だびんちちゃんの恋人になる男がうらやましい……」 「……へえ〜?」 「うわ、ちょ……え!?」 「いや〜、確かになんだか疲れがとれる気がするよ!」 「な、な、だびんちちゃ……!?」 「ちゃんが言ったじゃないか。男のロマンって」 「それはおっきいおっぱいの話!顔も埋まってない程度の胸じゃなんも感じないでしょ!?」 「それはどうかな?」 「ん?」 「忘れてないかい?私は自分の理想を象っているけれど」 「だ、だびんちちゃん……?」 「心まで女になったとは言ってないぜ?」 「君がうらやましがったそのポジション、ちゃんにあげよう」 「カーマちゃん!おいしいカステラもらったんだけど食べない?」 「カーマちゃん!お茶しない!?チャイの煎れ方教わったんだ!」 「カーマちゃん!」 「カーマちゃん!」 ・ ・ ・ マスターは、本当におバカさんですね? 「カーマちゃん?」 「あのですねぇ、マスター?」 「は、はい?」 「私の事、気安くチャン付けなんかで呼んでますけど、本当にそれでいいんですか?」 「え、もしかして嫌だった……?」 「質問を質問で返さないでもらえますぅ〜?」 「うぇ、あ、ご、ごめん……」 「私は、カーマちゃんと少なからず仲良くなれたと思って……そう呼んでたんだけど……。 カーマちゃんが嫌っていうなら、えっと……カーマ様?」 「……はぁ。貴女ってホント、おバカさんですよね。知ってましたけど」 「は、はい、そうですね……」 「そんなにあからさまにしょぼくれないでください?私、そんなおバカさんなマスターも愛しますから」 「あ、あの……なん、で、再臨……?」 「ウフフ、貴女の信用しているサーヴァントに押し倒されて声も出ませんか?」 「ねぇ、マスター? 私、依代が女の子なだけで、本来、男神って覚えてますぅ?」 貴女が悪いんですからね?私に隙を見せたりするから。 でも、ぜーんぶ愛してあげます。 ……たくさん、気持ちよくなりましょうね? |