「里奈ちゃーん!」 「あ、ちゃんぽよ〜!」 「セーラー服可愛いね〜!!似合ってる!!」 「マヂで?ありがとぽよ〜♪ちゃんもお洋服めちゃ似合ってるしィ。」 「えへへ、ありがと…蘭子ちゃんに双子しよって言われて初めて着たんだけど…ちょっと恥ずかしい…」 「あ、そういえばその制服って里奈ちゃんの自前?」 「違うよォ。」 「じゃあコスプレ?」 「んーん。たくみんから借りた系♪」 「え、じゃあその制服拓海ちゃんのヤツ!?」 「イエス!リナリナは学校ブレザーだったぽよ。」 「わーまじか!私も学校セーラー服だったからちょっと懐かしい〜!」 「あっれ?ちゃんってそんなセンパイだったっけー?」 「え、普通に20歳超えてるけど?」 「マヂで!?てっきりタメだと思ってたっしょー?」 「ええええそれはない!ホントない!」 「ガチだしィ〜。もっとちゃん自分に自信持った方が人生楽しいって〜!!」 「ためしに今度一緒に制服デートしよっ♪」 「ぜぇ〜ったい学生に思われるっしょー!」 「なんかあったらリナリナのせいにしてくれていいからさー、ね?いいっしょ??」 「あ、でもその前に写メ一緒に撮るぽよ〜!」 「嶺ちゃんに自慢するじゃん?」 「え、嶺ちゃんってれい…じゃなくて寿さん…?」 「モチ!アタシが言う嶺ちゃんはカルナイの嶺ちゃんだけだしィ〜♪」 「てか里奈ちゃんってこ、寿さんと知り合いだったんだ?」 「割とマブダチって感じィ?ウケるよね〜、アタシとマブとか☆」 「…ちょっと犯罪臭がする…」 「ちゃんが思ってるような事は一切ないから心配ナッシングー!」 「ほらぁ、写メ撮るぽよ〜♪」 「え、あ、ちょ…里奈ちゃ…!」 −−−−−−− 「あれ、リナリナからメール?」 「誰、リナリナって。レイジ気持ち悪いよ。」 「アイアイ相変わらずドイヒー!346プロの藤本里奈ちゃんだよう!」 「ああ、あの金髪の如何にもギャルって感じの?」 「そうそう!この間一緒に番組出て仲良くなったんだよねー。すっかり意気投合?って感じ!」 「(女子高生と意気投合…言った方が良いのかな…)」 「うわ!リナリナ!!羨ましいんだけど!!」 「アイアイ!見てよ〜!リナリナとちゃんの2ショ!」 「?って?」 「そう!僕ちんのマイガール!」 「…ゴスロリ?」 「今日って確か346プロの何周年かのお祝いでね、昼間はガーティンパーティで夜は舞踏会なんだって。」 「舞踏会で着る決まらないって言ってたのは知ってたけどまさかゴスロリ着てるなんて…!」 「あー羨ましい!僕ちんだってちゃんのゴスロリ見たい!」 「…こうなったらちゃんに連絡を取るしか…!くぅー!!」 「(同じ家に住んでるんだから家で着てもらえばいいのに…)」 「お、来た来た、おせーぞ。。」 「お待たせしました〜!はあ、間に合ってよかった…」 「んだよ今日も結局一日スーツかよ。」 「今日はみなさんが主役ですから!私は裏方です。」 「オシャレしてるプロデューサーも居るって言うのに全く…」 「フフフ、気にしてくれてありがとうございます。拓海くんはホント優しいですね。」 「そ、そんなんじゃねえよ!!」 「ほら、音楽始まったぞ!!」 「荷物置いて踊りに行くぞ、!」 「え、あ、ちょ、ちょっと待ってください〜!」 「(照れちゃって拓海くんカワイイなぁ…)」 「オイ、。」 「なんでしょうか?拓海くん。」 「ダンス終わったのにいつまで手握ってるつもりだよ?」 「えー。せっかく拓海くんと手繋げるチャンスですよ!早々離すわけ無いでしょう?」 「そ、れ、に!女の子同士なんだしなんとも思われてないって〜」 「ホント拓海くん照れ屋ですねぇ!」 「ば…っ!?そんなんじゃねえよ!」 「はいはい、可愛いですよ〜。」 「子供扱いすんな!特攻服着てるヤツにカワイイとか言うな!」 「だってカワイイですもん。」 「カワイイって言うのは…その…みたいに女の子らしいヤツに言う言葉だろ…」 「…」 「な、なんか言え!」 「拓海くんは十分カワイイですよ。だって、私が認めたアイドルですもん。」 「だから、今日は私にエスコートさせてくださいな。」 「拓海くんと一緒に歩んできた記念日なんですから。」 「これからも、ずっとパートナーとして頑張っていきましょうね。」 「あ、さん…」 「わ、小梅ちゃん!そのお洋服!!」 「そう、です…ネクロマンサーの役した時の衣装…気に入ったから買い取ったの…」 「懐かしい!やっぱりその衣装似合ってるね〜!」 「う、うれ…しい、です。」 「あの子は?何か仮装してるのかな?」 「今日は…オシャレするって言ってた…今は近くには居ない…よ。」 「そっかー。じゃあ私が今小梅ちゃん独り占めしてるね!」 「えへへ…私も、さん独り占め…」 「じゃあ、せっかくだから一緒に写真撮ろう!待ち受けにしちゃおー!」 「私も、待ち受けに…したい。」 「お揃いだねー?小梅ちゃんとずっと一緒に居るのに写真撮るって事あんまりないもんねー。」 「行くよー、あ、カメラ此処だからね!」 「よっしゃーばっちり!後で送っておくね!」 「ありがとう…ござい、ます。」 「さんは、ドレスとか…着ないの?」 「せっかくのパーティーなのに、今日もスーツなの…?」 「私も小梅ちゃんのプロデューサーだから、今日この場で小梅ちゃんが輝くようにスーツで居るのも私の使命!」 「あ、でも今日のスーツはいつものよりお高いスーツで「プロデューサーさんも、楽しみにしてると、思うよ…?」 「え!?あ!?…え!?」 「好きなんだよね?プロデューサーさんの事。」 「な、な、なんでアイツなの、かな!?」 「あの子も…言ってたよ。さんとプロデューサーさん仲良しだね、って…」 「えー…あー…」 「さんが、動揺してるの…初めて見た、かも。」 「べ、別に…武内の事なんて…」 「私がなんでしょうか?」 「ひゃ!!!え、え、なんで…!?」 「プロデューサーさん。」 「何でしょうか、白坂さん。」 「さん…強がりだから、きっとつらい時もプロデューサーさんを頼る事、なかなか出来ないと思う…けど。」 「プロデューサーさんが居ないとダメ、だと…思うから。」 「さんの事、これからも…よろしくお願い、します。」 「…勿論です。」 「えへへ…じゃあ、私はあの子が呼んでるから。さん…また後で。」 「え、あ、こ、小梅ちゃん!?」 「さん。」 「…な、なに?」 「島村さん達に言われまして…」 「なん、て?」 「…偶にはさんと二人で話をした方が良い、と。」 「仕事を優先してしまうあまりに貴女に寂しい思いをさせていないか、と言われてしまっては返す言葉も無くて…」 「そ、そんなこと無いわよ!私もいつも仕事仕事ってなっちゃうし…マメじゃないから連絡もしないの私だし…」 「た、武内のせいじゃないわ…でも…不安にさせていたならごめんなさい。」 「いえ、謝らないでください。私は貴女が一生懸命働いている姿が好きです。」 「ですが、今日は私に時間を下さい。」 「え…」 「さあ、お手をどうぞ。」 「で、でも…私…スーツのままだし…」 「関係ありません。」 「私と、踊っていただけますか?」 「…その前に。」 「ネクタイ曲がってる。」 「そんなんじゃ私はエスコート出来ないわよ?王子様?」 |