配 達 で す !


「いつもありがとーございまーす。」
「寿弁当でーす。」

「待ってたのー!!」

「ミキミキだけずるいっ!亜美も亜美も!」
「真美もだよぉーねえちゃーん!」
「自分もだぞー!!」

「相変わらずみんな元気だねぇ〜?」

「ハハハ…いつも騒がしくてすみません。」
「売れっ子になっても変わんないみんならしくていいと思いますよー?」

「今日は…星井さんと、菊地さんと、我那覇さん、四条さんと天海さんと…ってめずらしー、」
「双海さんが二人とも居るー」

「そうだよぉ〜?」
「今日は亜美と一緒に撮影だったんだ〜!」
「亜美と真美が一緒に居るところを見れるなんて、ねえちゃん…」
「「レアですぞ〜??」」

「ホントだねー。最近765さんに配達行くのアタシじゃなかったもんねー?」

「そうなのー、ちょっと寂しかったのぉ…」
「だからねっ!この間嶺二…さんと一緒のお仕事だった時に、『次の配達はにしてほしいの』って言ってみたの。」
「そしたら今日はだったの!美希すっごく嬉しいのっ!」

「なんかはずかしいねー?」

「あんまり照れてるように見えないぞ?」

「だって恥ずかしいより嬉しいの方が勝ってるもーん。」
「久しぶりに765さんの配達に来させてもらっても、みんな忙しいだろうから事務所もガラーンとしてるの想像してたし…」
「みんなが居たことに嬉しかったのに!」
「そのうえ、こーんな歓迎されちゃー嬉しいでしょー?」
「きみたちはおねえさんを喜ばせるのが上手だねっコノヤロー」

「…」

「ん?なんか悪い事言った…?」

「ち、違いますっ!さんは悪くないです!…ね!真!!」
「そ、そうですよ!!」
「ねえちゃんも」
「亜美たちを喜ばせるのが」
「「うまいからだよ〜!!」」

「うわお!久しぶりの双海さんサンドー!うれしいぞーぎゅーっ」
「…で、つまりー?」

「つまり、が今言ってくださった言葉に、皆喜びを噛み締めているのです。」

「自分、さんのそういう…なんていうんだろ…とにかく!そういうさんが大好きだぞっ!」
「ぼ、ぼくも!さんのまっすぐなところ素敵だなぁって思ってます!」

「ねえねえ、ねえちゃん!この後まだ配達あるー?」
「今日は765さんが終わったらそのままお昼休憩だよー」
「じゃあさ、ねえちゃん!事務所でみんなで食べようよ!!」
「えー?アタシの分のお弁当なんてないよー?」
「そ・れ・は」
「「みんなが少しずつお弁当を分けてくれます」」

「ほ、ホントにー?」

「自分はいいぞっ」
「わたくしも。美味なるモノを皆で分け合うのもまた一興。」
「私も!」
「ぼくの分でよければどうぞ!」
「亜美たちもオッケーだよーん」
「美希もいいよ!せっかくだからともう少し一緒に居たいのっ」

「ぷ、プロデューサーさん…」
「コイツらもああ言ってますし、時間が大丈夫でしたら。」
「実は…私今日寿弁当なの忘れてて用意してきちゃったので…ちゃんがよかったら私の分どうぞ。」
「えええ!?小鳥さーん…それは…商品ですしー…」

「んもー!とりあえず昼過ぎからお仕事がある子も居るから、ずべこべ言わずこっちに来るの!」
「え、あ、…じゃあお言葉に甘えるねー」


「ホントみんなおねえさんを喜ばせ上手だなー。」
「(きみたちみたいな子が輝いているのが、おねえさん嬉しいよー。)」

「(これからもがんばってね。)」